同じ想いで奏でるとき
終末期の方への
個別音楽療法では
状況に合わせて
多職種の方々も交えたセッションを
行なったりすることがあります。
クライエントの方に
「少しでも 気持ちが安らぐひとときを
味わっていただきたい」
「少しでも 喜んでほしい」
「少しでも同じときを過ごしたい」
そんな想いを胸に秘めた
多職種のスタッフで結成された
ひとつのチーム。
事前練習も何もないままでのセッションだけど
「同じ想い」で結成されたチームによる演奏。
クライエントの方の大好きな曲を
さまざまな職種のスタッフが一体となって
歌いかけたり、楽器を鳴らしたりしながら
音楽を奏でます。
その演奏を通して
スタッフみんなの想いがひとつの音楽となって
ご本人様へと伝わるとき
静かに涙を流される…
そんな場面に出会います。
言葉では言えないけれど
音楽を通して、想いを伝え
ご本人様へと伝わる
これもステキな
コミュニケーション。
その間にある
言葉にできない想い。
言葉には出さなくても
そこでは確かに「心の交流」が行われていて
クライエントもセラピストも
心が動いているのです。
ケアであり
セラピーである…
そんなことを感じながら
日々取り組んでいます。
これからも
ひとつひとつ丁寧に
ケアであり
セラピーである
そんなセッションを
実践していきたいと思います。
本日も心から感謝♡
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